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2025.06.16カテゴリー:著者:鹿島真知子

伝えたい気持ち、どう受け取る?子ども理解と教材づくりのヒント

こんにちは。たすくの鹿島です。

先日、雨上がりの通勤途中で、カタツムリを見かけました。
急ぎ足の中、のんびりと進むその姿に、ちょっと心がほっこりした朝でした😊

さて今回は、「教材マスターの集い」についてご紹介します。

「教材マスターの集い」って?

この会は、その名の通り、我が子のことを理解して、特性に合った学びを提供するための「教材づくりのマスター」、つまり保護者の方々が集まる会です。

今回のテーマは、「コミュニケーション 〜子ども理解と学びの提供〜」。

子どもたちの普段の様子を振り返りながら、
「どんなことを伝えようとしているのか?」
「どんな学びのチャンスがあるのか?」
を考えるワークを行いました。

例①:Aさんのケース

Aさんは、食事中には、食べたいもののカードを選んでお母さんやお父さんに伝えることができるようになりました。
台所にいるお母さんのところに近づいて、カードを渡すこともできます。

つまり、Aさんは、カードの弁別ができ、伝えたい相手に近づいて渡す接近行動もできるのです。

最近では、休日に自分で靴下を履き、「虫よけスプレー」と「車」のカードを持ってくるそうです。

これは、「どこかへ行きたい!」という気持ちの表れですね。
このような行動は、言葉を増やすチャンスです!

たとえば、
「私は 〇〇へ 行きたい」
というように、「〇〇」の場所カードを使って伝えられるようになると、Aさんの伝えたいことがもっと広がります✨

お父さん・お母さんもAさんの「行きたい場所」をよくわかっていたので、さっそく場所カードを作ることになりました!

例②:Bくんのケース

Bくんは、「移動手段」がとても気になる子です。
「今日、たすくは電車で行く?車で行く?」とよく聞いてきます。
ただ、お母さんが少し気になっていたのは、「今日」と「明日」の違いがまだうまくわからないこと。

時間の言葉(とき)は目に見えないので、「もの」の名前よりも理解が難しいんですよね。
そこで、

・カレンダー上に「昨日・今日・明日」の枠を作り、毎朝ずらして行くことで、「とき」を見える化する
・「今日」「明日」のカードを用意して、話すときに使えるようにする

というアイデアが出ました。

日常には、学びのチャンスがたくさん!

こんなふうに、子どもたちの行動をよく見てみると、日常の中にたくさんの「コミュニケーションの芽」があります。
それを見逃さず、ぴったりの教材を用意してあげることで、子どもたちの伝える力がどんどん広がっていきます✨

おわりに

毎日の生活は慌ただしく、つい立ち止まる時間がとれないこともあります。
でも、「教材マスターの集い」では、テーマに沿って日常を振り返ることで、

・課題の整理
・新しいアイディアの発見
・次の一歩へのヒント

が得られます。

来月もまた、みなさんと一緒に子どもたちの学びを深めていけることを楽しみにしています☺️

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