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2022.12.22カテゴリー:著者:早稲田教室スタッフ

療育とは専門家とともにコツコツと積み重ねること〜教材マスターの集いMAX2022 

こんにちは。たすく新宿早稲田教室の髙信千亜樹です。
今週末はいよいよクリスマスですね🎄そして、年末になり2021年も終わろうとしています。
皆様どのような1年でしたでしょうか。

さて、今回のブログは先日開催された【教材マスターの集いMAX 2022】についてです。
教材マスターの集いMAXとは、年に1回開催される親の療育実践発表会です。
たすくと一緒にコツコツと療育を積み重ねていただいたご家族に、実践とその成果をお話していただきます。

<思春期の嵐に備えよう!>
早稲田教室からは、小学6年生のお子さんのご家族からの発表でした。
6年生ともなると「自分でやりたい!」という気持ちが強くなり、反抗的•困った行動につながる時期になります。
これをたすくでは “思春期の嵐”  と呼んでいます。

この“思春期の嵐”は耐える時期とも言われ、本人もご家族も苦しい期間になります。
しかし、この時期は”成長のチャンス”でもあります!
お子さんの主体性を伸ばすために環境調整•構造化を行うことで、
人に指示されすぎずに自分の力で物事を完了する力を身につけることができます。


今回、発表いただいたAさんは家庭訪問を実施し、
ご家庭内の動線や本人スペースの確保やツールの見直しを行い、
他者が介入しなくても「自ら分かる環境調整•構造化」を目指しました。


<見通しを持って行動しよう!>
学習の際、机の上に自立課題の三段BOXを置き、課題~報告までのルーティンを作りました。
さらに、帰宅後の流れを1人で完了できるように、玄関を入ってすぐの正面にスケジュールをおくことで帰宅後の流れがすぐに自分で確認できるようにしています。

この他にも、週間スケジュールや家族のその日の予定がAさんにもわかるように掲示しています。
今では自分でスケジュールを確認することにより、気持ちの安定を図ることができるようになりました✨


<言いたいことを詳しく相手に伝えよう!>
また、コミュニケーションツールの活用も見直しをしました。
今までご褒美で行っていた動物園も『今日はココの動物園だった!』というミスコミュニケーションが頻発。
そこでコミュニケーションツールのカードをより具体的なものにし、自分で選択して相手に伝える練習を繰り返しました。

その結果、本人もご家族もより意思疎通が円滑になり、本人の伝える意欲も向上しました✨

このように、お家の中の構造化によって主体性をアップさせることができます。主体性がアップすることによりご本人の意欲にも繋がり、意図していなかった活動も自ら取り組むようになりました。

このように私たちは、お一人お一人のニーズや年齢を加味しながら療育を進めています。
そして、これを今回のように発表することで、たすくに通うメンバーさんたちが「我が家ももっと頑張ってみようと思った!」「こんな方法を我が家でも試してみたい!」と点火されていく様子が見ることができると幸せです😊

これからも、この火を絶やさず広げていけるようにメンバーさんたちと歩んでいこうと思った会でした。

(発表終了後。緊張しましたね〜!みんなでほっと一息💨)


<ずっと一緒だよ!>たすく

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