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2025.05.02カテゴリー:, 著者:Kako Yokogawa

「思春期ムーブ」到来!ー今のうちに「自ら」の力を伸ばそう

みなさん こんにちは
TASUC鹿児島教室の横川です。

気がつけばもう5月。皆さんいかがお過ごしでしょうか?
暖かい日が増え(なんだかすでに夏日のような日もありますが…)、春がやってきましたね。

移動指導に出ると、ピカピカのランドセルに黄色の安全カバーをつけた新一年生たちの姿も見られ、なんだかこちらまで新鮮な気持ちになります。

そんな“はじまり”の季節。TASUC鹿児島教室にも春の風が吹いています――が、ちょっと違う種類の風が吹き始めているのを、私たちはひしひしと感じています。

そう、それは……「反抗期ムーブ」の到来です!

今年、TASUC鹿児島教室はオープンから6年が経ち、いよいよ7年目に入りました。
入会当初は、まだ小さくてあどけなかった子どもたち。
「こんにちは~」とコロコロと可愛らしい声で挨拶していたあの頃の姿が、今でも目に浮かびます。

それが今では――

声変わりが始まった子、身長がすでに私たちスタッフを追い越した子。
そして、「僕はこう思うんだけど先生はどう思う?」と自分の意見を堂々と言えるようになった子。

子どもたちの成長に、私たちは日々驚かされています。

が、同時に。

「今やろうと思ってたのに!」「うるさい!」「別に…」

そんな“思春期の香り”が、あちこちで漂いはじめているのです。

反抗期、思春期――
誰もが一度は通ってきた道。思い返せば、私たちもそうでしたよね。

とにかく「大人の介入」がイヤだった。

「見られたくない」「何も言われたくない」「放っておいてほしい」
そんな気持ちがあふれて、ちょっとしたことでイライラしたり、反発したり。

そんな時期に突入した子どもたちにとって、自分ひとりになれる時間、自分だけの空間はとても大切です。
たとえば、お風呂にゆっくり入ること、誰にも邪魔されずにボーッとすること、好きな音楽を聴くこと…。

こうした“プライバシー”が守られていることで、安心して心のバランスを保つことができるのです。

逆に、大人が無意識にその空間に踏み込むと、「監視されている」「信用されていない」と感じ、信頼関係にも影響してしまいます。
だからこそ、大人に求められるのは、ちょうどいい“距離感”。

見守るけれど、干渉しすぎない。
寄り添うけれど、押しつけない。

そんな絶妙なバランスが必要なのです。

また、発達に凸凹がある子どもたちにとっては、思春期はさらに特別な意味を持ちます。
発達障がいは脳の器質的な障がいですから、“脳代謝の異常”は、思春期頃に大きく顕在化してきます。

この時期は別名「耐える時期」です。

だからこそ――

「今」のうちに“自分でできる力”を育てておくことが、とても重要です。

この準備ができていないと、いざ思春期の嵐が来たとき、子ども自身がどうすればいいのかわからず、ただただ感情に飲まれてしまうことも。

そしてそのとき、大人が助けようとしても、もうその手を素直に受け取れなくなっているかもしれません。
保護者の方より、身体が大きく、そして力が強くなり、手を添えることが難しくなっているかもしれません。

「もっと早くから取り組んでおけばよかった…」

そんな後悔を、子どもにも、保護者にも、私たち支援者にもしてほしくないのです。

だからこそ、私たちは早期の段階から、この思春期の嵐を意識して、子どもたちが自分でできることを増やしたり、家庭でプライバシーが守られたエリアで過ごす方法を身につけたりすることが重要です。


子どもたちが安心して“自分”を育てていけるように。

そのために、今できることを一つずつ。

私たちはこれからも、子どもたちとともに歩み、支え続けていきたいと思います。

そして、保護者の皆さんとも手を取り合いながら、
それぞれのご家庭に合った「反抗期の乗り越え方」を一緒に探していけたら嬉しいです。

7年目のTASUC鹿児島教室も、どうぞよろしくお願いいたします!

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一人ひとりのお子さまに応じて理解し,それぞれに最適な療育方法をご提案します。

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Kako Yokogawa

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