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2025.05.29カテゴリー:スタッフ日記, たすくナビゲーター
”やりたい”にどう応えるかー意思決定を支えるということ

皆さん こんにちは
TASUC鹿児島教室の横川です。
雨の日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
今日は、最近あったエピソードをご紹介したいと思います。
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ある日、教室でのこと。
特別支援学校に通う高校生のAくんが、地域の中学校に通う中学生のBさんの宿題をしている様子を見て、こんなことを言いました。
「こんな難しいことを中1で全部やるの?
俺は頭がパンクしちゃうな〜」
そして少ししてから、静かにこう続けました。
「先生、俺も勉強したい」
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私は「やらなくてもいいよ」なんて、絶対に言いません。
Aくんが「やりたい」と言っているのだから。
本人のその思いを、何より大切にしたい。
「難しいから」「負担になるから」「大変だから」と、やらせないことは支援じゃない。
それはただの“遠慮”であり、時に“差別”を生む。
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だったらどうする?
今、滞っているテキストがあるなら、それを一緒に進めよう。
本人の「やりたい」に応える方法を、一緒に考えよう。
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「やらなくてもいいよ」は、余計なお世話。
「こっちの方が向いてるよ」は、本当にそうだろうか?
それって、本人が選んだわけじゃなくて、私たちが“選ばせた”んじゃないか?
支援の中に、無意識の「線引き」が入り込んでいないか。
“やさしさ”のつもりで、可能性を閉じていないか。
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Aくんの「俺も勉強したい」という一言は、
そうした問いを、私に改めて突きつけてきます。
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支援者として、どう応えるか。
どこまで本人の気持ちに伴走できるか。
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「やらせない支援」は、本当に支援か?
そんな問いを、これからも大切にしていきたいと思います。
ーーーーずっと一緒だよ!一貫性と継続性のある支援を!ーーーー
一人ひとりのお子さまに応じて理解し,それぞれに最適な療育方法をご提案します。
たすくは自閉症,アスペルガー,ADHD,LD(学習障害)など幅広い発達障害の療育に携わり,15年の歴史がある療育専門機関です。
私たちは、一年に一度、ご家族とスタッフが一堂に会するアセスメントを軸として、共に未来に向けた療育プログラムを作成し、ご提案いたします。
お子さまの困り感に寄り添い、一つひとつスモールステップを踏みながら、一貫性と継続性のある支援を一生涯をとおして行っていく基盤をご用意しています。
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