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2025.05.15カテゴリー:, 著者:Kako Yokogawa

毎日がコント?!ー社会性へのアプローチ

皆さん こんにちは!
TASUC鹿児島教室の横川です。

ニュースでは「これから夏日が増える」と怖いワードが聞こえてきました…😱
暑さ対策を意識しつつ、子どもたちとの毎日は今日も元気いっぱいです。

さて、日々の教室では、子どもたちとのやりとりがまるで“コント”のようで、笑いを堪えるのに必死な場面もたくさんあります。
今日は、そんな最近の一コマをご紹介したいと思います。

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「怒らないで💢」が口癖のAちゃん

最近のAちゃんは、思春期も相まってか、「怒らないで💢Bちゃんに先生のこと怒ってもらうからね💢」が口癖。
ちょっと注意されただけでも「怒らないで💢」。
自分がちょっと悪かったな〜と思ったときにも、まず出てくるのは「怒らないで💢」。

ある日、先生が「Aちゃんの方が先に怒っちゃってるじゃない〜」と返すと、「そうやって怒らないで💢」とまさかの応酬(笑)。

そして驚くべきはBちゃんの忠誠心。
「先生!Aちゃんが可哀想でしょ?!怒らないであげて〜」

Aちゃんはしたり顔で得意げです。

そこで先生がBちゃんにひとこと。
「Bちゃん、先生のこと怒らないで!先生が可哀想でしょ?」

すると少し考えたBちゃん、
「Aちゃん、先生のこと怒らないで!先生が可哀想でしょ?」

あっさり寝返ってしまいました(笑)。

子どもたちは、言い訳にも立場にも“それぞれの視点”があるという、学びの深い時間でした。

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入会当初は「自分」「自分」だった子どもたち。
そもそもお友達とのやりとりが生まれにくかったり、お友達とのやりとりがうまくいかなかったりすることも多く、すれ違いや誤解が生まれる場面もありました。

でも、やりとりは「双方向性」が基本です。
つまり、“表出性”と“応答性”の両方が大事。
TASUCでは個人別の課題学習を通して、まずは先生や保護者との一対一のやりとりを重ね、その力をじっくりと育んできました。

それが今では、お友達との間でも自然なやりとりが生まれ、テンポよく会話が続くようになってきています。

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雨の日のCくんとDちゃん

先週の金曜日、大雨の日のこと。
幼少期から他の療育でも一緒に過ごしてきたCくんとDちゃんのやりとりです。

C「先生聞いてよ〜。僕は今日、水たまりに足を入れて遊んだら楽しかったんだ〜」

D「ちょっとちょっとCくん!水たまりに足を入れたらびしょびしょになるでしょうが〜‼️」

C「大丈夫だよ〜。なんたって僕、長靴を履いていたからね!😏」

D「長靴を履いていたら大丈夫か〜。でも普通の靴の時に入ったらダメだからね!」

まるで小さなお母さんのように注意するDちゃん。
その様子を笑いながら見守るCくん。
1学年下のDちゃんの頼もしい姿に、大人たちも心がほっこりと温かくなりました。

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この仕事をしていて感じるのは、子どもたちとの毎日が本当に面白くて新鮮だということ。
時にはボケとツッコミのようなテンポのいいやりとりも生まれ、その中で「伝える」「受け取る」の力がしっかり育ってきているのを感じます。

子どもたちはまだまだ、周囲の状況をふまえてコメントしたり、字義どおりではない表現に挑戦したりと、これから経験していくこともたくさんあります。
だからこそ、私たちスタッフや、一番近くで子どもたちの成長を支える保護者は、子どもたちの表出を全て拾うのではなく、「どういうこと?」「その説明じゃ納得できない!」と他者として子どもたちのさらなる表出を引き出しながら、その成長の一歩一歩に寄り添っていきたい。

コントのような毎日は、笑いとともに、子どもたちの「社会性の伸び」につながっている。
そう実感する日々です。

キーワードは「表出性」と「応答性」。
アサーションの力とソーシャルスキル。

両側面を意識しながら、これからも子どもたちとおもしろおかしく毎日を楽しみながら過ごしていきたいと思います。

ーーーーずっと一緒だよ!一貫性と継続性のある支援を!ーーーー

一人ひとりのお子さまに応じて理解し,それぞれに最適な療育方法をご提案します。

たすくは自閉症,アスペルガー,ADHD,LD(学習障害)など幅広い発達障害の療育に携わり,15年の歴史がある療育専門機関です。

私たちは、一年に一度、ご家族とスタッフが一堂に会するアセスメントを軸として、共に未来に向けた療育プログラムを作成し、ご提案いたします。
お子さまの困り感に寄り添い、一つひとつスモールステップを踏みながら、一貫性と継続性のある支援を一生涯をとおして行っていく基盤をご用意しています。

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この記事を書いたスタッフ

Kako Yokogawa

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