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2025.12.02カテゴリー:
よし子の部屋 自らが全て!EPISODE3 「スケジュール②」スケジュール を始めたら、やりとりが増えた!子どものことを「可愛い!」と思えるようになってきた。

こんにちは
よし子の部屋へようこそ!
今回は、前回に引き続き、たすくメソッドの中で必須のツールとされる「スケジュール 」についてです。
スケジュール を自己流で始めて、数ヶ月。
ヨッシーが必要としている場面で、できることから始めてみて、だんだんと親子ともスケジュール をやることに慣れてきました。
特にヨッシーは、スケジュール があることで行動が徐々に落ち着いてきて、母である私もそのことによって、やる気も出てくるという相乗効果が生まれてきました。
家では、主にホワイトボードに順番を示すスケジュール を書いて知らせるというやり方をとっていました。
★特にこのような「苦い薬を飲む」ような避けたいことや、「時間割」、「プリント学習」のようなあまりやりたくないようなことを突然、「やって」と言葉で言われると、納得できずに暴れたり騒いだりしがちでした。しかし、スケジュール に書いてあらかじめ伝えてから「この順番でやろう」というと比較的スムーズに行動することができるということがわかりました。
たすくの先生からのアドバイス「頑張ったら報われるという意味で、ご褒美をその後に入れるといいですよ」も採用し、このスケジュール を日々繰り返したところ、自分でもホワイトボードに書くようになり(ここでは⑦のふろにはいる)、より自発的に動くようになってきました。

しかし、次第に問題点も浮上。
一つ目は、「順番を示すだけでは時間の幅がわからない」ので、どのくらいでその活動が終わるのか、また終わらせれば良いのかがわからず、混乱が起きやすいということ。二つ目は、ホワイトボードに文字を書かせるのは、文字を正しく書くという観点からは良くないということでした。
★そんなある日、たすくの療育ではいつも使っていた時間の経過を示すスケジュールの教材を、初めて外で使ってみることを試みました。

時間の幅を見てわかる形にすること、その中で順番を示すこと、最後にお楽しみを設定することを心がけました。しかし結果として、突然外で使ってみても、本人がこのスケジュール 教材に慣れていないので、スケジュール 自体を確認するのさえ難しく、「頑張った!」という達成感はあったものの、親子共々ヘトヘト。
★「やはり、時間の幅がわからないとダメだ。いきなり外でうまくいかせようとしても難しい。まずは、家の中で練習しないと」と感じ、たすくで使っている壁スケジュールを自宅でも導入しました。

写真の左手に持っている箱に、夕食後にやると決まっている活動のカードを入れておき、それを決まった時間に自ら貼る。そして時間がきたら、その通りに活動を進め、終わったらそのつどカードをはがして箱に戻すということを毎日やりました。
つまり、毎日スケジュール なしで「ほら、次は~して!」と指示してやらせていたルーチンを、自らカードを貼り、自ら実行し、終わったら自らカードをはがして確認していくという一連の作業を、時間を意識しながら進めていくというものです。
一番うれしかったことは、スケジュール を通して、ヨッシーと様々なやりとりが生じてきたことです。親としてのストレスの一つが、この「息子と思うようにやりとりができない」ことにあったように思います。
言葉かけだけでは、こちらが何か話しかけても、どこかに行ってしまうヨッシーが、スケジュール カードや壁スケジュール の時間軸があると、「その活動のことや時間のこと」を実際に目で見ながら、指差しながら話すことができる。

いつもパターン会話だけでストレスいっぱいだったのに、ここにきて親子の会話が広がり始め、私は大きな喜びを感じ始めました。
会話が続くことが増えたことで、息子のことを初めて「可愛い」と思えるようになってきたのかもしれません。それまでは、「毎日が辛い。なんとかこの大変さから抜け出したい」一心で療育をしていたのですが、こんな小さな一歩でも次に続く大きな一歩になっていった気がします。
★壁スケジュールにもだいぶ慣れて、組んだ後、交渉にも応じられるようになってきた頃。しかし、まだまだ先は長い。次回は、この先の様子もご紹介します!
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