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2025.09.09カテゴリー:
よし子の部屋 自らが全て! EPISODE 1:たすくアセスメント「状態像の理解と明日からの目標設定」

こんにちは
よし子の部屋へようこそ!
今回は、私の息子ヨッシーの記念すべき第1回たすくアセスメント受検までのお話を綴って行きます。
2008年の秋、初めてたすく代表齊藤宇開先生の講演を聴講し、「これだ!」という思いを強くしました。そして、一度教室見学をしてみたいと思いました。
しかし、まだ主治医から、はっきりと障害名は言われておらず、ましてや「発達障害療育の専門機関」であるたすくにコンタクトをとるということは、「ヨッシーに障害がある」と認めることになる。
非常に悩ましい日々が続きました。
当時のたすくのHPは、トップページに由比ヶ浜アセスメントセンター(当時)の入り口の写真が載っていました。HPを開くと、昼間のたすくの看板が下がっている玄関の様子が映る。そして、次第に暗くなり、そこにぽっと灯りがともる様子に変わる。
そのトップページを何度も開いては閉じ、開いては閉じを繰り返し・・・
なかなか見学申し込みをする勇気が出ませんでしたが、次第に、「大丈夫だよ。安心しておいで。」とHPに言われているような気持ちになってきました。
やっとのことで、メールでコンタクト。予約をとり、齊藤宇開先生と面談しました。
実は、先生からは「いや、これは障害ではないですね。」と言われるだろう、今まで医師からは「発達の遅れ」と言われてきたのだからという淡い期待もありました。
いざ、先生と面談し、今までの経緯をお話し。
由比ヶ浜のソファで飛び跳ねたりして、自由に行動するヨッシーを観察していた先生は、一言、「大丈夫です。お受けできます。医師ではないので、診断はできませんが、間違いなく発達障害です。」とおっしゃいました。
「来た!そうか、やっぱり、そうなのか。」こんなにも、はっきり言われたのは初めてでした。しかし、返ってショックというよりは、なんとも清々しい、霧が晴れたような気持ちになりました。
はっきり障害を伝えるということには、責任が伴う。
「言ったきりにはしません。」
というきっぱりとした決意が伝わってきた面談でした。
その後、2009年2月にアセスメントを受けることになり、再び由比ヶ浜に伺いました。
結果は、7つのキーポイントが全て2点の平均2点。
凸凹がなく、とても教えやすい状態。そして、芽生え(△)がとても多く、「正しく教えて行けば」伸びが期待できるとのことでした。

「たすくのアセスメントは、特に発達障がいのある人が学習を進める上で基礎となる『キーポイント』を中心としていることに特徴がある。そのため、アセスメントで用いた教材ができたか、できないかではなく、どのように始め、どのように終わったか、できない場合に人に支援を求めたか、できあがるためには大人からの支援をどのレベルまで受けたかなども重要になってくる」
という説明がされました。
目から鱗でした!
今まで受けた発達検査での評価は、積木が積めるか積めないか。もしくは、話しかけられたことを理解しているか、いないかなど。つまり、できたかできないかで発達年齢などを評価され、6歳なのに「2歳半程度です」などと言われてガクッと落ち込んだ上に、「では、明日からどうやって発達を促せばいいのか?」はわからずじまい。
まるでテストのようで、必要とはわかっていても、受けるのがとても辛いものでした。
でも、今回のアセスメントで分かったんです。できないから、ダメなんではない。
教えれば、いいんだ!
そして、教え方があるんだ!
「正しく」教えれば、他の子と同じように、できるようになるんだ!
今の状態を明らかにして、「明日からどうやって育てて行ったらいいのか」がわかる。
それがたすくのアセスメントでした。
他にも、たくさん大切なことを教えてもらいました。
その中でも、これは、ポイントだと感じたこと。
・スケジュール、コミュニケーションツールはヨッシーにとって必須。
・関係性が他者理解の段階。大人からの賞賛を強く期待したり、怒ったりすると敏感に反応することが強くなったと思います。これまでどおり、善悪を中心にヨッシーくんに気持ちを伝えることを継続していただきながら、「視覚的に」記録するノートを作成していきましょう。
・「自我の芽生え」ヨッシーくんは自尊心が強いですから、来るべき思春期は激しいかな?と思っています。今からお父さんとの関係を重視して、間違ったことをしたら、紙に書いて伝える工夫を加えてハッキリと伝えてください。
・「強化システムの理解」これは、がんばったら報われるという社会生活を送る上で必要なシステムを理解することを言います。支援者(ご家族含む)は、ほめることを意識して実施して欲しいと思います。特にうまくできないと本人が思っていることに取り組んだ際には、数回に分けて「良くできた」とほめてあげたいと思います。アセスメントの場面では、ほめられていることがまだ理解できない様子がありました。このことは、課題(活動)そのものに注意が向くのみで、大人からの働きかけには注意が向きづらいことを示しています。身体を触ったりしながら、「ほめられる」ことを学ばせたいと思います。
「ほめられる」ことを学ばせる!
ほめても知らんぷりなんです、と嘆くだけではなく、「学ばせる」とは!
親のやる気、知識が試される。
果たして、私にできるのだろうか・・・


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