Staff Blog
スタッフブログ
2025.10.07カテゴリー:
よし子の部屋 自らが全て!EPISODE2 「スケジュール①」 ほめほめノートからスケジュール への道のり

こんにちは
よし子の部屋へようこそ!
今回は、たすくメソッドの中で必須のツールとされる「スケジュール 」と「ほめること」についてのお話です。
たすくアセスメントを受けて、「スケジュール を導入する必要がある」とわかったものの、なかなか実行に移せずにいました。
理由は今考えると、
「始めたら、きっとやめられない。」
「これから、ずーっといつまでもやり続けられるのか。」
「知識もないのに、どう始めたらいいのかわからない。」
と言う漠然とした不安感からだったように思います。
スケジュールなしで療育に行くと、当時担任だった渡邊倫先生からは、「スケジュールは、必要ですよ!」と何度も追いかけてきてまで言われました。
なかなか始める決心がつかない日々が続いていたある日、保護者学習会がありました。
学習会では、まず齊藤宇開先生からたすくメソッドについての講義がありました。その中で「子育ては、障がいがあってもなくても、やはり親の仕事ですよね。でも、障がいがあると育て方は難しいから、そのやり方は教えます。」と言われたことにはっとしました。
「私がヨッシーを育てている」と言う実感が欲しくて、たすくのドアをたたいたのに、「自分」でやろうと行動をおこしていないではないか?
このまま、ヨッシーの行動におろおろしたり、仕方ないとあきらめたり、ただたすくに頼ったりしているだけではダメだ。
始めよう!とにかく、できるところから始めよう!
しかし、何から?
もう一度、じっくりとアセスメント・レポートを読み返し、「すぐできる」「今、ヨッシーが困っているところ」から始めようと考えました。
★それが、私の初めの一歩「ほめほめノート」です。

アセスメント・レポートで「ほめられていることが理解できていない場面がありました。ほめられることを学ばせたい」という記述がありました。いつもは、「そんなことしたらダメ!」「やめなさい!」と言ってばかりでしたが、それを真逆の「肯定的な文章で」「具体的に」「目の前で書いて」ほめるようにしようと決心しました。
文章はわかりやすく、パターン化しました。最初に、「大樹さん、すばらしい!」といったほめる文章で始めて、(ちなみに名前は、仮面ライダーにハマっていたヨッシーが、その時の変身前の仮面ライダーの名前にして欲しいというのでこの頃は大樹さん)ほめる内容を続けて書き、最後に「お母さん嬉しいな」で締めるという形です。
「にっこり」している顔付きシールをヨッシーに渡して貼ってもらい、完成。
外出先で良い行動をした時、即書いてやることができるように携帯できる小さいファイル帳に綴じ、貯めて行きました。
一日一枚を目標に辛抱強く続けて行った結果、次第に行動は落ち着いていきました。
★そして、なんと、このほめほめノートでほめてもらいたい一心で良い行動をするようになり、「ほめほめノート書いて」とせがんできたり、自分で書きたいと言ってきたりするようになりました。

ちょっとした行動は、ほめることで良くすることができましたが、先の見通しがつかないことに対するヨッシーの不安感は、相変わらず。
そこで、満を持して、スケジュール提示も始める勇気が湧いてきました。
このほめほめノートの成功体験が、次の重要ステップ、「スケジュール 」に進むための原動力になったのではないかと思います。
★早速、一番困っている外出時のスケジュール からスタート。

①予定の順番を示す
②予定している時間を示す
③好きな活動、やりたいことがいつできるかを示す
④約束事をあらかじめ決めて示す
ことなどを出かける前に書いてから、本人に示して、「そんなこと聞いてない!びっくり!」がなるべくないようにしました。
これらの項目は、スケジュール 提示では必須の項目ですが、私は、当時、そんなことも良くわかっておらず、ヨッシーが知りたがった情報を盛り込んだところ、結果こうなったというのが本当のところです。
たすくの先生方には、「こうやったら、こうでした」を報告していました。
先生方は、いろいろ言いたいことはあっただろうと思います。
しかし、私のやっとのことで始めたスケジュール への勇気とやる気を潰さないようにとの配慮からか、「ダメ出し」はありませんでした。
代わりに、「家でのスケジュール はどうしていますか?いつも同じルーティンでやっていることも、お母さんの介入なしで自立的にできるようにするといいですよ。思春期がもうすぐ来て、介入が難しくなると思いますから。」とのこと。
★そうかと納得し、始めたのがこれ。
やったら、ひっくり返す定番のものです。

★ついでにたすくに到着してから、いつも声かけでやらせていた準備をカード化。
いつも、勉強が終わってからするお楽しみのゲームを決めたくてソワソワするので、あらかじめ言えるようにコミュニケーションもスケジュール 化。

★牛乳パックを切る課題をたすくでやって、それにハマり、ちょうど良いので、お手伝いの一つにしました。切るとトークンがもらえて、いくつか貯まると好きな活動ができる仕組み。こんな笑顔が見たかった!

スケジュール 、もう少し家庭療育に生かせないかな・・・
たすくメソッドも、もっと学んで、たすくで先生がやっているのと同じような方法で、スケジュール もやってみたい。
少しずつ、少しずつ・・・療育が楽しくなってきました。
──────────────────────────────
\お子さまの「気になる」を一緒に考えませんか?/
TASUC八王子教室では、発達が気になるお子さまやご家族のための「個別相談会(無料)」を随時開催しています。
ことば・行動・感情面など、どんな小さなお悩みでも大丈夫です。まずはお気軽にご相談ください🌱
▶︎ ご相談・見学のお申し込みはこちら
▶︎ 最新の教室の様子や療育のヒントはSNSでも発信中📣
フォロー・いいねも大歓迎です!
📸 Instagram:@tasuc_hachioji
https://www.instagram.com/tasuc_hachioji
🐦 X(旧Twitter):@tasuc_hachioji
https://twitter.com/tasuc_hachioji
──────────────────────────────
- タグ:
個性を理解して、才能を伸ばす
TASUC個別療育
八王子教室
〒192-0083
東京都八王子市旭町1番17号
セレオ八王子南館1階151-1号
(JR中央線・八王子駅徒歩1分)
tasuc.com