アセスメントストーリー Vol.2
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アセスメントストーリー Vol.2
なぐさめなんか、いらない。“明日やること”が知りたかった

― お二人の息子さん“ヨッシー”くんは、今おいくつですか?

お父さん 17歳です。アイドル大好き、青春まっ盛りですね。実は私もアイドル好きなのですが(笑)、最近、ヨッシーの趣味嗜好が私に似てきていると感じられるようになりました。これは、「たすく」の療育を受けて、ヨッシーが良い方向に進んでくれているおかげで、親としてもそういうことを感じられる余裕が持ててきた証拠だと思います。

お母さん この取材の前に、夫とヨッシーはアイドルのコンサート会場まで足を運んだのですが、出番の都合上、お目当てのグループは見られなかったんです。そのことに、ヨッシーがガッカリしたり腹を立てたりして、この取材をお受けするのも難しくなるかも…と思っていたのですが、夫が事情を説明すると、15分くらいで納得し、逆にヨッシーが夫をなぐさめたそうです(笑)。思い通りにならなくても、短い時間で落ち着けるようになったのもまた、「たすく」の療育の成果ですね。

― 「たすく」との出会いを教えてください

お母さん 療育自体は、ヨッシーが4歳の頃から受け始めたのですが、その施設は行政による措置で「ここに行きなさい」と決められたものでした。その後、ヨッシーが小学四年生のときに、あるチラシを見つけたんです。齊藤宇開先生の講演会のチラシだったのですが、そこに書かれていた「発達障害がある子どもたちへの特別支援教育が浸透しつつある」という一文に、私は引っかかるものがあったんですね。いやいや、浸透なんかしてないじゃない、と(笑)。

お父さん 当時、地元の小学校にはまだ特別支援学級が無かったんです。そのため、ヨッシーは、支援級がある学区外の学校に通うよう行政から指導されました。でも、親としては、どんなに大変な思いをしてでも、地元の小学校に歩いて通わせかった。教育委員会の了承を得た上で校長先生に頼み込んで、なんとか地元の小学校に通わせてもらい、ヨッシーが小学二年生のときには支援級もできましたが、「これが本当に特別支援教育なのか」と、モヤモヤした思いを夫婦で抱いていました。そんな中で、妻が参加した講演会。それが、宇開先生、そして「たすく」との出会いでした。

― 講演会はいかがでした?

お母さん 「大丈夫ですよ。もう頑張らなくていいんですよ」なんて、ほかの先生方から良くいただいていたような、なぐさめの言葉は、宇開先生からは一切ありませんでした(笑)。でも、私としては、それがすごく良かったんです。専門家の先生には、私が知らないような専門的なことで、かつ、「明日、この子のためにやるべきこと」を教えていただきたいと、かねてから思っていました。宇開先生の講演はまさしくそのとおりのもので、すごく強烈でしたね。

お父さん その講演から帰ってきてすぐに、妻は私に「たすくの面接に、いっしょに行って!」と、それはもうすごい勢いで迫りました(笑)。

この子を、心から受け入れてもらえる。それがすべででした

―「たすく」の療育を受ける、その決め手は何かありましたか?

お母さん 認めたくはないんです。けれど、心の奥底に「この子は社会から拒否されている」という考えが、私たち親にはどうしたって潜んでいるんです。そして、「この子を認めてくれる居場所が欲しい」とも思うものなんですよね。

お父さん ヨッシーは、幼稚園の段階から、何件も断られてきたんです。するといつしか、私たちも、「この子を心から受け入れてくれるところはあるのだろうか」と構えるようになっていました。でも、「どこでもいいから、とにかく入れたい」ではなく、「心からどうぞ来てください」というところに入れたかったんです。

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お母さん 「たすく」は、学習塾でもないし、スポーツ教室などでもないので、実際に何をやるの? という疑問や不安は、「たすく」に行く前は正直ありました。けれど、行ってみたら、宇開先生をはじめ、スタッフのみなさんがヨッシーを受け入れてくれた。そのことが、すべてを解消したんです。ヨッシーが上の階に行きたがれば「いいよ」とおっしゃってくれるし、ヨッシーが飛び跳ねていれば、さりげなく注意をしてくれる。そして、座らせてくれる。ああ、この人たちは、ヨッシーを心から受け入れてくれているんだな、と感じました。

お父さん 初めて「たすく」を訪れたとき、療育に使用する教材も見せてくれて、これはすごいなと。当たり前の内容なのだけれども、誰もやっていない。そんな療育であることがわかりました。

―「たすく」の療育を受けてきて大変だったことはありましたか?

お母さん 入会後すぐのアセスメントで、宇開先生から「たすくの療育は、我々がやるのではなくて、親御さんがやるんですよ」と言われたとき、これは大変なことになるなあと(笑)。けれど、親としてやるべきことについての説明が明確だったので、ああ、こういうやり方もいいかもな、と思いました。

お父さん 私が驚いたのは、アセスメントでヨッシーの将来像まで話が及んだことでした。ヨッシーが30歳くらいになって、自立して…なんて話を聞いて、「この子にも、そんなビジョンがあるんだ」と驚かされました。アセスメントでは毎回、厳しい課題が出されて、親としては「大丈夫かな」「この子にできるかな」と不安に思うところもあるのですが、それでも、きちんとしたビジョンに基づいたものなので、期待の方が大きく感じられています。

お母さん これも、振り返ればビジョンのとおりだったと思えるのですが、ヨッシーが思春期のときはすごくつらかったですね。とにかく、ヨッシーが暴れて大変で…。これはきっと、「たすく」から渡される容赦ない宿題の数々に、きつい思いをさせられているせいだ、と考えるようにしました。誰かのせいにでもしないと、私も耐えられない精神状態になってしまっていたんです。一度、「たすく」から離れようと、北海道の学校へ相談をしに行ったのですが、そこでヨッシーが落ち着きを取り戻し、私も冷静になれました。そして、本来の私とヨッシーを見つめながら、“ここを踏ん張るには、「たすく」から逃げちゃいけない”と思うに至りました。

            
「たすく」なら、必ず素晴らしいものに出会える

― 今のヨッシーくんは、すごく落ち着いているように感じられます

お父さん 宇開先生が最初のアセスメントでおっしゃっていた、ビジョンのとおりになっている印象です。ヨッシーが安定しているので、私たち親もヨッシーを信頼できるようになりました。そして、ヨッシーも親を信頼してくれるようになったと感じています。

お母さん 学校から自分ひとりで駅に行き、電車に乗って、「たすく」まで通えるようにもなりました。アイドルだけではなく鉄道も大好きなのですが、特に中央線が好きらしく、その沿線に住みたい、といった希望もあるようです。はっきりと自己主張ができるようになったことも、また成長の証だと思います。

― 最後に「たすく」の入会を検討している方にメッセージをお願いします。

お母さん いろいろな療育機関があると思いますが、“チャレンジ”を目的にされるならば、ぜひ勇気を出して「たすく」にトライしていただければと思います。「たすく」の療育に触れていただければ、私たちにとってはアセスメントがそれでしたが、必ず、親御さんとお子さん、それぞれにとって何らかの素晴らしいものに巡り会えると、自信を持ってお伝えできます。

たすく担当スタッフより

ヨッシーくんは、とにかく優しい子です。
人の気持ちを察することができるので、将来的には「部下や後輩の話を優しく聞き入れてくれる」ような社会人になれるのではないかと、私たちは考えています。鉄道マンになりたいという夢も彼にはあるので、いわゆる“駅ナカ”で、お客さんと接するような職種も合っていると思います。
ヨッシーくんの夢を大切に、これからも日々の療育をともに頑張っていきます!
渡邊

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たすく代表 齊藤宇開より

「たすく」の創業時から、私は、弊社とコラボレーションしていただける、パートナーとしての親御さんを求めていました。
そして、Fさんご夫妻とお会いして、まさに理想のキーパーソンに出会えたと思いました。とにかくヨッシーくんのことを考えているし、彼の療育を進めるに当たって、私たち専門家と同じ立ち位置にいてくれる。本当に貴重な存在です。
ヨッシーくんの最初のアセスメントを終えた後、お母さんがニッコリと笑って「期待通りでした」とおっしゃった、そのお言葉は、今でも「たすく」の支えになっています。
齊藤

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